2013年1月31日木曜日

列の割り込みに罪悪感がないのは夜を知らないからだ

 ハッキリ言って、私は、マレーシアロングスティに向かない性格だと、自認している。過去記事でも投稿したが、マレーシアがそれほど嫌でなくなったのは、ロングスティ開始から4年後だ。

 ここで断っておくが、「それほど嫌でなくなった」ということであって、マレーシアが大好きだ。と言うわけでは決してない。

 過去記事の「マレーシアロングスティの分水嶺は3年?」でも投稿したように、いろいろ嫌な点が多々あるのは事実だ。

 しかし、マレーシアの全てが嫌いだ。ということでもないし、マレーシアの全てを否定するつもりもない。マレーシアだって、いいところはいっぱいある。と思う・・・・。

 ただ、私はマレーシアの表面的な事象しか認識していないだけだと考えている。私がマレー語が話せて、英語が話せて、日本にいるときと同じように、大量の情報に接することができれば、物事の見方も、方角も変わると思っている。

 先日の断水の新聞記事を訳していて、ふと、考えた。もし、私の住んでいる地域が断水になって、何の情報にも接することができなかったら、多分、「やっぱり後進国ってこんなもんだ」と、マレーシアをバカにしただろう。と思う。

 だが、先日の断水は、職員がさぼっていたわけでもなく、だらしないわけでもない。施設の老朽化と予算不足と需要の増大が原因だった。

 情報に接すると言うことは、物事を判断する上で重要だ。だから、マレーシアを判断する上で、私のように単に好きでない。と言うのは説得力がない。



 中華系は、列の割り込みを平気でやる。注意しても悪びれた様子もない。日本人や先進国の国民にとっては、恥ずかしい浅ましい行為だ。

 ここで、彼らを非難する前に、ちょっと立ち止まってみよう。

 例えば、太陽が連星で、交互に日の出と日の入りを繰り返していたとしたら、この世に夜は訪れない。人間は夜を知らない。

 夜がなければ、当然、星空を知らない。と言うことは宇宙を知らない。地球は、大宇宙の中で、ゴミよりも、アメーバーよりも、ウイルスよりも小さい存在だと言うことに、思い及ばない。

 地球が、青空が、この世の全てだと、生まれてから死ぬまで、一生そう思い込んでいる。

 割り込みをマナー違反だと感じないのは、これと似ているような気がする。

 日本人だって、幼い頃から道徳教育をしないと、マナーという概念自体が芽生えないし、脳味噌の中に存在しえない。

 中華系が、割り込みを注意されてもキョトンとしているのは、このためだ。と思う。断定はできないが、私はそのように想像する。

 もし、この想像が正しければ、マレーシアのマナー違反、ルール違反、モラルの低さという事象は、この理論で全て説明ができるような気がする。

 人の目の前で痰やつばを吐いたり、バイクで逆走したり、赤信号を平気で無視したり、パブリックエリアでは大声で話したり、これ、ぜ~~~んぶ、夜を知らないからだ。

 読者の皆さんは、どう思われますか?

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