2013年1月18日金曜日

KLから1時間半でネイチャーイルミネーションの世界を体験できる

 フレイザーヒルの寒さにやられて、どうやら風邪に罹患したようだ。今朝は気温28,8℃だが、寒く感じる。渡馬後初めて朝から長ズボン、長袖姿だ。熱いミロ(子供じゃあるまいし)を飲んでいる。


 ペナン島在住時にもニボンのホタル鑑賞に行ったことがある。KL近郊のホタル観光と言えば、クアラ・セランゴールのFirefly Park Resortだ。



 日本では、私の世代でも子供の頃には、もうホタルは飛んでいなかった。言わずとしれた農薬の影響によるものだ。

 マレーシアは、GDPに占める農業生産高の割合は約7%と、アブラヤシの約30%に比べると、かなり低調だ。

 それが幸いして、河川に流入する農薬が低濃度なため、ホタルが生息できる環境が残されているのだろう。

 Firefly Parkまでは、KLから車で約1時間半の距離だ。高速道路のE1を北上して、途中でE25に乗り換えて西進する。高速を下りて54号線を10キロほど更に西進すると海沿いを南北に走る5号線に出る

 5号線を北上してクアラ・セランゴールの街を通り抜けて、橋を渡って数キロ北上するとB37号線との交差点があるのでここを右折して東進して、途中で右折して少し進むとそれはある。(緯度経度3.38675,101.278839)

 チケットは、上記HPからEチケットが買えるが、当日、受付カウンターで購入した方がいい。安くなるわけでもないし、逆にカウンターでEチケットを差し出すと、確認作業をするようで、若干待たされる。

 チケットは大人15RM、子供8RMだ。

 私達は、ウイークエンドに行ったが、家族連れが20人ほどいただけで、すぐに10人乗り位の観光船に乗船できた。

 観光船はジェティからセランゴール川を上るが、所要時間は約30分程度だ。

 日本の源氏ホタルの体長は1,5~2,0cmだが、マレーシアのホタルの体長は1cm弱位だと思う。(暗かったので判然としない。)

 発光色も源氏ホタルは、黄緑色だがマレーシアのホタルは白色だ。まるでホワイトイルミネーションにそっくりだ。

 ニボンで初めてこれを見たときは、どこかにバッテリーが隠してあって、イルミネーションを焚いているのだろう。と、真剣に考えた・・・・。

 クアラ・セランゴールでは、ニボンよりホタルの数は多かった。これは月齢と関係しているようで、満月の時はあまり発光しないということだ。

 ニボンでは、なかったことだが、今回は1匹のホタルが私達のところに飛んできて、肩にランディングしてくれるというサプライズがあった。

 乗り合わせたお客、みんなで手から手へと渡してホタルと触れあうことができた。そこで分かったことだが、遠くから見ると発光は白色だが、目の前で観察すると黄緑色が少し混じっていることを知った。

 もう日本では、こんなホタルの大発光現象は見られないだろう。マレーシアの記念に一度ホタル鑑賞ツアーに参加してみるのもいいかもしれない。