2014年3月11日火曜日

マレー半島はモンスーンに支配される

 今朝の天候は晴れ。外気温27.8℃。

 一昨日のYAHOOニュースで、最近の少雨の原因について簡単な解説が掲載されていた。それによると、

 「本来この季節は、中国大陸方面から吹くモンスーンが、南シナ海から蒸発される水分を取り込み、マレー半島に降雨をもたらすが、温度低下で十分に水分を吸収できていないとみられる。また、その水分を運ぶモンスーン自体の威力も弱めており、雨の減少につながっているという。」

とのことだ。

 私の調べたところでは、マレー半島の気象はモンスーンに支配されている。モンスーンとは季節風のことだ。

 海陸風と同義語と考えてもいいだろう。海陸風とは、陸は太陽熱によって暖まりやすく冷めやすい。そして海は暖まりづらく冷めづらい。

 日中は、陸の空気が暖められて上昇してそこへ海の空気が流れ込むので日中は浜風が吹く。夜はその逆で海の空気が上昇して陸の空気が流れ込むので山背が吹く。ことを言う。

 これを冬と夏に置き換えると、冬は低緯度のマレーシア周辺海域の空気が上昇し、そこへ冷たい乾燥したユーラシア大陸の空気が流れ込むので、北風が吹く。

 夏は、逆に大陸の空気が上昇して、マレーシア周辺海域の空気が流れ込み南風が吹く。

 が、ここで地球の自転によってコリオリの力が働いて、北風は北東の風に、南の風は南西の風に曲げられる。

 コリオリの力って何?と思われるだろう。だが、これは体験できる。

 スケート選手のように立ちながら左回転しながら、両手を水平に突き出してみたり、引っ込めたりしてみよう。

 すると、突き出したときは腕の右側に重さを感じ、引っ込めるときは左側に重さを感じる。これがコリオリの力だ。

 これと同じように風が北に向かうと東向きに、南に向かうと西向きに力が働いて、それぞれ風が曲げられるので、冬は北東の風が、夏は南西の風が吹く。

 マレー半島では、6~9月に南西モンスーン、11~3月に北東モンスーンが吹いて、雨期となる。そして4~5月と10月は、モンスーンの転換期で、この時期は午後から夕方に雷雨が降ることが多い。

 また、北東モンスーンの終盤の2月中旬~3月は、少雨となって乾期となる。

 と言うのが一般的なマレー半島の気象現象だが、東海岸と西海岸、または南西部と北西部で若干異なる。

 半島南西部は、10~11月が雨量最多で、2月が雨量最少。北西部は1~2月と6月が雨量最少となる。

 と言うことは、今年は3月に入っても雨が降らないと言うのは、ちょっと少雨の時期が延びているんだな~

 私は今まで、11~3月と6月が乾期、4~5月と7月~10月が雨期と大雑把に考えていたが、結構複雑なんだな~。


 ところで、昨日のランチはWATER GARDENだ。経済飯を半分食べたところで、経済飯のお母さんが、「JABATAN!JABATAN!」と叫んだ。(そう言ったと思う)

 突然、5~6人が立ち上がって急いで店の外に飛び出した。何事が起こったのか?と思っているとそのうちの数人がカウンターでパーキングクーポンを購入している。

 これは、駐車違反の取り締まりだ。と、私も店の外に飛び出してクーポンを慌ててフロントガラス下に置いた。
 
 セ~~~フ・・・・。

 お母さん、ありがとう。

 そして、夜。午後10時ころ外を眺めると、裏山からモクモクと白い煙が吹き上がってきた。山火事だ。

 しばらく様子を見ていたが収まる様子がない。朝起きてアパートが火に囲まれていてはゾッとするので、状況を確認してきた。

 すると先日免許証を更新したJPJ西側の山が燃えている。が、消防も来てないし住民も無関心なのか?慣れっこなのか?私だけが野次馬根性を丸出して来ているだけだ。

 我がアパートまでは距離がかなりあるし、道路を挟んでいるのでこちらまで延焼することはないと判断して帰宅した。

 すると、今度は細君が「グヌンラヤが燃えている」という。なるほどアパートから見るとそのように見えるが、夜なので遠近感がなくそのように見えるのだろう。実際はアパートから1Km位のところで山火事が発生している。


 K女史から電話が来た。「消防に電話したけど心配ないって」とのことだ。なるほど、それから間もなくして炎の勢いが収まってきた。

 今朝はまだ白煙が上がっているので、燻っているのだろう。

 あ~あ、早く一雨来ないかな~・・・・。

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